約 1,332,177 件
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/555.html
2月14日の武装神姫-03 「ただーいま。 おとなしくしてたかな〜?」 久遠、帰着。 手にする紙袋には、半額売りされていた特大のチョコレート ケーキが入っている。。。 「おかえりなのー。」 と、出迎えるエルガ。 とりあえず室内の様子を探る久遠。 「? にゃーさん、どうしたの?」 「いや・・・去年のことがあるから・・・」 「にゃーん。 もうにゃーたちだけで作ったりはしないですよ〜。」 「良かった・・・ ってちょい待ち! 今、『にゃーたちだけで』は作らな かった、って言ったよなぁ?」 「にゃっ!! い、いってない! 言ってないのっ!」 「なんか隠しているだろう。」 入室拒否しようとするエルガをむんずと掴んで、ずかずかと部屋に入る久遠。 部屋の中で変わった様子はない・・・ 次、キッチン!・・・も異常なし、か ・・・いや、異常発見! 「チョコレートと油のニオイがするぞ。」 聴覚と嗅覚には自身のある久遠、聞き耳を立てる。久遠の手の中では、エルガ が冷や汗ダラダラ。。。 かたり 「そこだっ!!」 バタン! 戸棚の下の戸を開けると、そこにはシンメイ、イオ、リゼの3人と、 沙羅とヴェルナと・・・メイド姿のCTaが、かなり無理な体勢で収まっていた。 「・・・お前ら、何やってるんだ?」 驚くよりも、まずはそのスタイルに呆れる久遠。 「どこから説明したらいいかなー・・・とりあえずヌシさん、悪いけどCTaの ねーちゃんを引っぱり出してくれないか? 無理矢理つっこんだら、出せなく なっちゃった・・・」 珍しく困惑した表情で、かつストレートにお願いするリゼ。 確かに、CTaの 顔色も・・・良くない・・・ 「って、呼吸困難になってるじゃないかっ!」 手にしたエルガをほっぽりだし、大慌てでCTaを引きずり出す久遠。だがどの ように入ったものか、なかなか出てこない・・・ 数分後。 「はぁ、はぁ・・・ 死ぬかと思った・・・」 飛びかけていた意識がようやくハッキリしたCTaは、久遠から受け取った麦茶 を飲みながら、 「だから、バレンタインじゃない、今日は。だからちょっとどっきりイベント をしようと思って、先にあがって作業をしていたわけ。」 等と、経緯を説明していた。 「先回りも何も、俺の部屋にピッキングで入る時点でどうかと思うが。しかも 機械油くさいメイドのままだろ?」 「細かいことは気にしなーい。」 「そういうレベルじゃないって、犯罪だってば。」 「まぁまぁ、あたしとあんたの仲じゃないか。つーことで、はい義理チョコ。」 半ば強引に丸められた気が・・・と苦笑いする久遠に特大のチョコが渡された。 「あとはあんたの神姫たちの本命チョコがあるぞ。 今年はあたしが監修した から、神姫の脚とかは入ってな・・・」 と言うが否や、イオの酒瓶による一撃がCTaの後頭部に炸裂。声もあげられぬ 程の痛みなのだろうか、その場にうずくまるCTa。 その姿に沙羅がぼそり。 「イオぉ、気持ちは分かるっすけど・・・ あ、すんまそん。。。」 だが、イオの怒りの涙目に謝り小さくなる沙羅。 さらに十数分後。 久遠に冷却パックをもらい後頭部に当てて、イオたちに一言二言告げたところ で、CTaは仕事の続きがあるとのことで、メイド姿のままで帰っていった。 「はぁ・・・何だったんだ? ったく・・・。」 CTaと沙羅・ヴェルナを送り出し、再び部屋へ振り向くと、目の前にふよふよ と浮かぶイオ。 「マスター、いつもお疲れさまです。これ、私たちの気持ちです。受け取って 下さい〜!」 と、足下ではシンメイとエルガが、テーブルの上ではリゼが、それぞれにハコ や包みを用意していた。ちょっと照れたそぶりでリゼが、 「どっきり大作戦は失敗しちゃったけどねー。」 と言うと、シンメイも続けた。 「今年は昨年のようなことがないようにと、CTa姉様が手伝って下さったので 大変に良いモノが出来ましたよ。」 皆からものを受け取り、さっそく開く久遠。昨年のように大きなもはないが、 下手な洋菓子屋よりも手の込んだ「作品」であった。 リゼは、生チョコ風に仕立てたのハート型。 イオは、自らの顔をモチーフにした彫り物。 シンメイは、完全な球形のマーブル柄のチョコ。 エルガは、にくきゅう型のクランチチョコ。 いずれも食べるのが惜しいくらい。 「あんれまぁ・・・ 本当にお前たちが作ったのか?」 頷く4人。自称、彼女いない歴=年齢な久遠、 「2年連続で、こんな形でチョコもらえるなんて・・・ 俺ぁ嬉しくて・・・」 と、涙を浮かべる。 ふらり立ち上がった久遠は、自室へ入り秘蔵のシングル モルトを持ってきた。 「嬉しくてたまらない!今日は飲むぞ! つまみはチョコとこのケーキだっ!」 テーブルに、酒瓶とケーキと、神姫たちのチョコが並べられた。 「にゃーん!! そんなに喜んでもらえると、にゃーもうれしいのだ!」 久遠に飛びつくエルガ。 それを引き剥がそうとするシンメイ。 「あっ! マスターの独り占めは許しませんよっ! エルガ、離れなさい!」 片やこちらでは、 「そうだイオ、ナッツ持ってきてよ。 あたしゃ漬け物出すから。」 「そうですねぇ・・・リゼ、漬け物じゃなくて氷の支度をお願い。」 と、飲みモードに突入しているお二人。。。 かくして、久遠と神姫たちの、2月14日の夜は更けていく。。。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 「どれっくらい呑んだんだろう・・・。」 深夜。 テーブルに突っ伏したまま寝てしまった久遠、のどの渇きて目を覚ま した。 散乱する酒瓶、空き缶。 ケーキの皿は見事に空っぽ。 だが、神姫 たちのチョコは・・・ すべてきれいなまま。 久遠は、勢いで食べることは しなかったようだ。 「これは・・・ 静かに、ひとりでうれしさを味わいたい時に食べようかな。」 麦茶を飲みながら、ハコや包みに戻し、自室の机の上へ置いた。 と、その時 ふと思い出した久遠は、 「そういや木野羽のやつ、何を作ったんだ? 義理チョコっていうには・・・」 先に渡されたCTaの包みを開けた。 「あいつ・・・。どこが義理チョコなんだよ。 食えないじゃないか、こんな もの・・・。」 デスクライトで照らし出されたそのチョコには、久遠の神姫たち4人と沙羅・ ヴェルナの顔が実に美しく描かれ、真ん中には小さく「Love for YOU」。。。 久遠はふっと息をつき、イスに腰掛けて笑みを浮かべると、机からミニチュア ボトルとショットグラスを取りだし・・・ CTaのチョコを目前に置き、それ を眺めながらグラスを静かに傾けた。 同時刻、東杜田の片隅。 工場に隣接する公園のベンチ。着込んでモコモコになった木野羽は、ポケット にちいさな2人を入れて、缶ビール片手に3人で夜空を眺めていた。 届け、ちいさなものに乗せた、あたしの想い-。 今日は2月14日。 大切な貴方へ、想いを伝える日-。 <トップ へ戻る<
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1103.html
武装神姫のリン 鳳凰杯篇 その5 あちらはマスター同士、こっちは神姫同士ということで私は部屋から逃げ出てしまったミカエルを追います。 互いに死力を尽くした(精神的に言えば彼女はもっと苦しかったと思います…)バトルの直後で"疲れ"が出ている頃。 それほど遠くには行けないと解っていてもミカエルとの距離が一向に縮まらないことでやはり私は焦りを感じてしまいます。 身体の状態など気にしないほど悲しみは彼女の心を支配しているはずです。 なぜなら、その悲しみは想像しただけでも恐ろしく神姫にとっての絶望そのものなのですから。 彼女をそのままで終わらせるのは"約束"をした仲の自分が許せない。だからこそ私ももう一度気を引き締めて必死に彼女を追います。 とその瞬間ミカエルが通路を横切ったスタッフにぶつかりました。 「うわ!」 その拍子にスタッフの持っていた工具箱。そこから無数の工具がバランスを崩し、ミカエルに向かって落ちていくのです。 ミカエルはぶつかった弾みで腰が抜けたのか、動きません。落ちてくる鉄塊を見上げることしかできないのです。 「届いて!」 私は渾身の力を込めてミカエルに向かって飛びかかります。 ほんの少しでも彼女の身体をかばう。もしくは押すだけで致命傷は避けられるはず。 自身の安全を優先するプログラムが動きを妨害しようとしますが、瞬時にそれを解除。 そうして…ミカエルの身体に私の手が… "ガシャン" そんな音を聞いたのを最後に、私の意識はそこでとぎれてしまったのです。 私が目を覚ましたのはそれから数時間後、会場に設営された神姫のメンテナンスを行う"救急救護室"のベッドの上でした。 「気分はどうだ?」 マスターがいつものように、でもやっぱり心配そうな瞳で声をかけてくれました。 「心配したんだからね~」 「寿命が縮みましたわ」 「…おかあさん、よかったぁ!!!」 花憐が飛びついてきます。どうやら家族全員に心配をさせたみたいで…そこでミカエルの無事が気になりました。 「マスター、ミカエルは?」 「ああ…」 みんなの表情がすこし曇ります、まさか… 「いや、リンが思っている様な最悪の事態にはならなかったんだけどな」 「なら…」 「記憶が…無くなってるんだ。」 その言葉を聞いた瞬間、私の"心"が痛みを感じました。 心の中に何かの間違いだとそれを拒絶する自分が居て、でも一方で現実を受け入れている冷静な自分も存在している… その2つがぶつかった様な、そんな感じでした。 「そんな…全て忘れてしまったのですか?」 「いや、自分の名前と事故の直前のこと。つまりリンが助けようとしてくれたことは覚えてるらしいんだけど他のことがさっぱりだ」 「自分のマスターが誰であったかさえも分からないのですね」 「…そういうことだ。」 「では、彼女はどうなるんでしょうか」 「引き取り手が無い場合は…施設行きだろうな」 「それも彼女にとっては悪いことではないと思うんだけどね…」 「茉莉の言うことも正論だと思いますが、でも!」 「リンの言いたいことは分かってるよ、あの子をティアみたいに引き取れって言うんだろ?」 「そこまで分かっているなら!」 私が次の言葉を発する前に救護室のドアが開かれた 「失礼します。」 それは映画やTVで見たことのあるSPそのままの人だった。 その人は、かけていたサングラスを外してお辞儀をしました。 「あんたは…」 「はい、鶴畑家の直属のSPを努めております。 岩原と申します。」 「何の用ですか?鶴は他のSPともあろう人が。」 茉莉もあの人を少々警戒しているようでした。 マスターも、茉莉も、もちろんティアも。時間が結構経ったとはいえあの騒動を皆忘れてないのです。 しかし岩原の口から出た言葉は意外なものでした。 「今回は、お願いがあってお伺いしたのです。」 「なに…?」 「ミカエル…彼女を引き取っていただきたいのです。」 「どういうことだ?」 「全ては、大紀様の願いです。大紀様は今までのことを反省しております。よほどあなたの説教が効いたのでしょう。」 コレにはみんなが驚きました。なんというか、あの人に対してはみんな「イヤミな金持ちのボンボン」というイメージしか無かったためにマスターの説教(まあ、これはマスターの癖というか性格なんでしょう。マスターは極上のお節介ですから。)を素直に聞くようには思えないのですが… 「あ、そういえば最後にそれらしいこと言ってたな。その後すぐにリンとミカエルが大変だって聞いて忘れかけてた。」 「亮輔、もしかしてすごいことしちゃったんじゃない?」 「…そうかも。」 「おとうさんすご~い」 花憐はマスターに飛びつきました。全く、この子は…とも思いつつ私マスターに抱きつければなぁなんて思ったり。 「大紀様は一からやり直そうと思っておいでです、そのためにもしミカエルが自分を認めてくれるのであればと最後の望みをかけておりましたがこのような事態になり…そして唯一残っている記憶に関連のある、あなたたちに彼女を任せたい。とおっしゃっています。」 「…話は分からなくもないのですが、ではなぜ本人が出てこないのかしら?」 そのことについてはちょっと気になっていましたが、その疑問をティアが岩原さんにぶつけました。 「もうしわけございません、先に仰っておくべきでした。 大紀様は「彼女への自分なりの償いだ」と仰いまして今までの武装データをディスクメディアにコピーする作業に没頭しております。そのディスクメディアはあなた様に渡すためとも仰っておりました。」 「で、自分の神姫はどうするんだよ」 「今までのように大量に起動させた中から能力だけで選ぶのではなく、自分で町を歩き、これだと思うパートナーを見つけるそうです。」 「今までのランクポイントは?」 「廃棄されると。」 「…なら、なおさらミカエルを受け取るわけには行かないな。」 マスターはそう岩原さんに告げます、それは私が今言おうか迷った言葉でした。 「なぜですか? 彼女にはあなた様の元で幸せになって欲しいと…それが」 「記憶が消えた…それがどうした。 外的損傷も無いし機能も正常。ならきっと思い出せる。そして全てを思い出した時にマスターが居なくてどうするんだ!」 「ですが…」 「とりあえす本人を連れてくるんだな」 マスターが岩原さんに食ってかかる寸前。 「その必要は、無い。」 鶴畑大紀がこの部屋に入ってくるなり、マスターの正面に立って言いました。 「あんた、さっきの話はつまり俺に"ミカエル"ともう一回最初からやれってことか」 「そうだ。それが一番、あの子にとって良いはずだ。」 「…」 鶴畑大紀は黙ったままどうするべきか考えているようでした。 そうして部屋野中は無音に、誰もが口を開けない…そんな中 「じゃあ、本人に決めてもらおうか」 急に茉莉が言い出したのでマスターも、ほかのみんなもびっくりしてしまいます。 「ああ、それが一番手っ取り早いかな」 「ですね。」 私もそれに賛同します。 そうしてミカエルが寝ている部屋に皆で行くことに。 記憶に残っている唯一の"知人"ということで最初に声をかけるのは私ということになりました。 眠っているミカエルのそばに寄り添い、優しく声をかけます。 「ミカエル、起きて。」 ゆっくりとミカエルのまぶたが開き、意識が覚醒していくのが分かりました。 「…リン」 「そう、リンです。あなたの友達の、リンです。」 「なんの、用?」 「それなんですが、あなたは私の子と以外を忘れていると聞きました。本当にそうですか?」 「…うん、何も思い出せない」 そうだと分かっていても本人から肯定の言葉を聞いたことでショックを受けました。でも私にはまだやるべきことが残っています。 「そうですか、私の家族や友達も来ているのですが、部屋に入ってもらってもいいですか?」 「うん、いいよ。リンの友達なら」 私の合図でマスター達が部屋に入ってきました。 「こんにちは、リンのマスターの藤堂亮輔です。よろしく。」 「私は亮輔の家族の茉莉、そしてこっちが」 「ティアですわ、よろしくおねがいしますわね。」 「花憐です~よろしくおねがいします~」 「あ、はい。よろしく」 ミカエルは一見すると感情が無いような、そんな目でマスター達の後ろにいる鶴畑大紀を見つめています。 彼女の反応次第でミカエルが私たちとともに来るのか、元のマスターの元へと戻るのかが決まるため、みんな固唾を飲んで見守っています。 1分ほど見つめた後、ミカエルの口が不意に開きました。 「そっちのお兄ちゃんたち…は、だれ?」 『やはりダメだったのか』そんな雰囲気が部屋中を覆おうとします。 しかしミカエルの言葉はまだ続いていました 「なんだか、見た目は怖いのになぜかお兄ちゃんのことが怖くないって分かる。後ろの男の人も。」 「…み、ミカエル。」 鶴畑大紀はその言葉に、人目もはばからずに目に涙を浮かべています。 なぜか後ろにいる岩原さんまでサングラスごしにハンカチを目尻に当てている。 「なあ、ミカエル。 俺と一緒にいてくれないか?」 「なんで?」 「えっと、俺が、一緒にいたい、から」 「…」 ミカエルは少々困った顔をして私に聞いてきます。 「私、どうしたらいいいんだろう?」 「ミカエルの思う通りにすればいいんですよ。」 「…わからないよ。そんなの~」 この状況は予想していませんでした、今のミカエルなら私が誘えば絶対に私たちについてきます。 でも、マスターがさっき言った様にそれはミカエルにとって最善のこととは思えないのです。だからこそ、心を鬼にして私は彼女を突き放します。 「…リン!?」 「世界はそこに生まれたモノを拒んだりしません、それは人、動物、神姫どれも同じです。だからあなたが望むままに生きて、そして自分で決断する勇気を持ってください。あの人について行くか否か。この選択はその最初の一歩です。どっちを選んでも誰もあなたを責めたりしません。だから。」 私は思いの丈を彼女にぶつけました。 あとは彼女次第です。私たちはミカエルの決断を待ちます。2分、3分、5分と時が過ぎて… 「決めた、私。そのお兄ちゃんと一緒に行く。」 「…ありがとう、ミカエル。」 その一言と同時に鶴畑大紀は泣き崩れ、岩原さんは彼を支えています。 そしてマスター達もミカエルがちゃんと決断できたことを喜んでいます。 「な、大丈夫だって言ったろ?」 「私が言い出さなかったら今日中にここまでいかなかったんじゃない?」 さりげなく茉莉がマスターにご褒美をねだっていますね、私には分かりますよ。だって家族ですから。 とりあえず、私もがんばったのでご褒美をもらっても良いはずです。だから私もさりげなく茉莉に便乗させてもらいます。 「茉莉、でもそれは私も考えてたのですが、突然茉莉が言ってしまってみんなをびっくりさせてのですよね…私は皆さんを動揺させずに言えるか結論をだした瞬間に」 「え!? ホント?」 「私は嘘は言いませんよ、ですよねマスター?」 「あ、ああ。ソウデスネ」 マスターはこの後の子とを考えて頭がフリーズしてしまったみたいですね。 今日の夕食とデザートは豪勢なものになる予感がします。 「あ~~~~~~~!!!!しまった!!」 突然マスターが大声を上げました。 何かだいじなことを忘れていたのかもしれない、それが致命的なことだったら…そんな怖気が身体を駆け巡り、私は強い声でマスターに聞いたのです。 「マスター!? なにが!?」 しかしマスターの表情はすぐさま軟らかい?というか負い目を感じてるようなものに変化。そして。 「リン、すまない。鳳凰杯の次の試合だったんだけど連絡もしてなくて棄権扱いになったw しかも連絡してないから俺のランクポイントが10減少っていうペナルティ付きでなorz」 こんな一言で返すのです。 そこで茉莉が思い出したように手をたたきました。 「あ~、あの放送ってやっぱり亮輔のこと呼んでたんだ」 「お姉様が心配するあまり、先にやるべきことを忘れてしまう…ご主人様の悪い癖ですわw」 「あ、そうか鳳凰杯の予選とミカエル戦でポイントは8稼いでたはず…マイナス2ポイントなら我慢できるな…」 「マスター、私はミカエルを救えただけで十分に満足です。ですから…今度からはそういうことは早く言ってくださいね。」 ミカエルに関することで無くて安心しつつも、こっちも十分に大事なことだったのでやんわりとマスターをしかってあげました。 そして私は茉莉にウィンクを。それで事情を察した茉莉も 「そうそう、ハッピーエンドってことでみんなでご飯食べに行きましょう~全部亮輔のおごりね」 「…ああ、ヨソウハツイテイマシタカラゴジユウニシテクダサイ」 準備を終えた鶴畑大紀の肩に乗っていたミカエルが私に声をかけました。 「リン、また遊んでね?」 「はい。ミカエルもお元気で。」 「うん、また。」 これは私とミカエルの始まり。そして 「今回は、世話になった。 いや。なりました。地道にがんばります。」 「ああ、がんばれよ、兄貴に負けるな。」 「でわ…」 マスターと鶴畑家との奇妙な関係の終わりであり、言い方を変えればこれも始まりかもしれません。 こんな感じでいつも通り、何かしらの騒動に巻き込まれてそれを解決(?)して私とマスター、そしてみんなの鳳凰杯は幕を閉じたのです。 マスターの財布の中身が一気に3桁台になるという悲劇?いや喜劇ですね。と一緒に… ~武装神姫のリン 鳳凰杯篇 Fin~
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/632.html
戦うことを忘れた武装神姫 その23 とある強雨の深夜。 本業の資料作成の締切が間近に迫り、久々の徹夜残業。 打ち出した配布用 資料の最終チェックを・・・と思い目を通していた、その時だった。 「ぅ・・・うわあぁああぁぁぁっっ!!!」 悲鳴を上げて、傍らの和-2型の試作クレイドルで寝ていた沙羅が、叫びと共 に飛び起きた。 あたしも驚き、イスからずり落ちてしまった。 「あ、すんませんマスター・・・。」 「・・・。 どうした、お前がそんなに叫ぶなんて珍しいじゃないか。」 体を起こしクレイドルを見ると、震えながら、まるで雨に打たれて飛べなく なった雛鳥のような目の沙羅があたしを見つめていた。 「今・・・またあの夢を見たっす・・・」 そっと沙羅を抱き上げ、手の上に載せた。 「そうか・・・。」 あたしの手のひらの上でも、こいつのふるえは止まらなかった。 - 迫り来る刃 - - 私と同じ姿の者に貫かれ - - 動かすこともままならぬ躰 - - 冷たく、哀しい涙のような雨 - 「あの」夢を見た後、必ずと言っていい程、沙羅が呟く言葉。 間違いなく、 久遠たちに救われる前の記憶なのだと思うが・・・。 敢えてあたしは聞く ことはしない。 どれほどに痛ましく哀しい事であったかは、聞かずとも、 十二分にわかるもの。。。 油と金属粉と有機溶媒でガサガサになった手だけれど、沙羅をそっと包んで やる。 「お仕事中じゃないんすか? マスター・・・」 「いいってことよ。 もうちょっと、こうしていようか。 そうだな・・・ 雨が止むまで。」 「そ、そんな・・・もう落ち着いたっす、仕事の続きを・・・」 「だーめ。 まだ膝が震えてる。 それなら・・・」 手の中から抜け出そうとする沙羅をあたしは抱き上げ、胸ポケットへそっと 入れた。 「ここでなら・・・寝られるか?」 実はこんな事もあろうかと、両の胸ポケットは充電クレイドル機能となって いる。もちろん、ふにふにクッション内装仕様。。。 すっと収まった沙羅 は、ちょっと顔を赤らめて小さく頷いた。 「ここならあったかくって・・・大丈夫っす。。。」 小さな身体を、もぞもぞとポケットの中へと潜り込ませる・・・と、反対側 の胸ポケットから、ヴェルナが顔を出した。 「あら・・・沙羅もですか?」 「ヴ、ヴェルナ?!」 ・・・そうなのだ。沙羅が飛び起きる少し前、ヴェルナもまた夢にうなされ 飛び起きてきたのだ。 ヴェルナは、お気に入りのイルカの抱き枕を手に、 ナイトキャップの装い。 「ったく・・・世話の焼ける神姫たちだよ。。。」 すっかりぬるくなった缶コーヒーをすすりながら、あたしが呟くと、 「すみません・・・」 「申し訳ないっす・・・」 ポケットの中で小さくなる2人。あたしはヴェルナの頭をグリグリと撫で、 沙羅にはお気に入りのキツネのぬいぐるみを手渡した。 「いやいや、謝ることはないぞ。 お前らみたいな、哀しみを背負ったちっ ちゃいものを救うこともあたしの仕事だと思っているんでね。 とはいえ、 今のあたしに出来ることっちゃー、このくらいだけどね。」 そう言うと、ヴェルナはぎゅっと服に顔をうずめ、 「ううん・・・最高の暖かさです・・・。」 と言った。 ここに来てからだいぶ経つが、2人ともずいぶんと変わった。来た当初は、 いわゆる人間恐怖症のような部分もあったが、最近では来客の相手をする程 だもんなぁ・・・。 だけれども、何か足りない気がする。 思わず沙羅の 顔を凝視してしまうあたし。 「・・・。」 「ウチの顔に何か付いてるんすか? マスター。」 そうか・・・。 足りないもの・・・。 「なぁ、お前らさぁ。 そろそろ家族増やさないか?」 「えっ! マスター、結婚するんですか?」 「ちゃうわい! 久遠の所のイオのボケがうつったのかと心配になるような 発言をするんじゃない。 神姫の方だ、神姫の。」 「・・・!!」 2人の目が輝いた。 思った通りだ。 確かに、客の出入りや久遠のところ の4人、Mk-Zを始めとした社内の神姫組と、交流のある連中が居るにはいる のだが、こいつらの日常の相手をしているのは、ほぼ、あたしだけ。 久遠 が、何故4人も置いているか、少し分かった気がした。 「近々、Mk-Zも新しい仲間を連れてくるそうだ。 対抗するわけじゃない けれ・・・」 と、あたしが言いかけると、両のポケットの2人は身を乗り出して我先にと 訊いてきた。 「マスター、名前はどうするんすか?!」 「どの子が来るんですか? 猫爪ですか? アーンヴァルですか?」 「だー! まだ、まだだってば! 予算も立てて無いのにっ!」 もう、仕事どころではなくなった。 結局、この後数時間、2人とのハナシ に付き合うハメになった。 とはいえ、今まで2人の「寂しさ」に気が付い てあげられなくて申し訳ない気持ちもあったし、あたしもまた、神姫家族を 増やしてみたい気持ちもあったし。。。 話は盛り上がり、仕事にようやく戻ったのは丑三つ時を過ぎた頃。ポケット には、キツネのぬいぐるみを大事そうに抱きかかえた沙羅、イルカの抱き枕 をぎゅっと抱きしめるヴェルナ・・・ 2人ともまるで仔猫が母の元で眠る ような笑顔を浮かべ、小さな寝息を立てていた。 どんなに忙しくても、どんなに辛くても。 あたしには、その笑顔がそばに あれば、それだけで充分な気がしてきた。 さーて。 週末は・・・久々の大口ショッピングだなっ! <その22 へ戻る< <<トップ へ戻る<<
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1133.html
武装神姫のリン オリジナル武装・技解説 このページでは本編に出てくるオリジナル武装(元ネタがあるものは割愛)と燐が戦闘時に使用するエアリエル技について説明するページです。 今更感があるかもしれませんが、参考までに。 もちろん妄想の産物なので細かい所は気にしないでいただけるとありがたいです。 武装 1,N-01およびN-02 コレは本編中で市販されたという設定の第1弾の強化パーツであり、アーンヴァルについては01、ストラーフには02が対応する。 01はアーンヴァルの機動力を殺さないレベルでの総合的な攻撃力アップを目指した。 その結果武器としてはレーザーライフルの半分ほどの長さ、重量でありつつも連射もある程度可能なレールガン。 その威力は直撃であればシールドや、頑強と評判のハウリンやマオチャオの装甲にもかなりのダメージを与えることが可能である。 レールガンとほぼ同じサイズのユニットを持つ大型ライトセイバー。これは刃が非常に大きいことからランスとして使用し、高々度からの急降下による一撃離脱戦法も十分に可能である。刃部分の重さはゼロなので意外と扱いやすいのも特徴である。 そして頭部センサー用の大型アンテナユニットが同梱で、これにより索敵能力、照準制度の上昇が望める(上昇の程度はその個体に左右されるためそれを発売までに数値化して発表するには至らなかった) 索敵、照準制度上昇を求めるだけであれば単純なゴーグル系パーツも販売されているが、あれを装備すると見た目が損なわれてしまうと考えるユーザーも少ないわけでは無かったため意外と評判は良いらしい。 N02はストラーフの重装備を支えつつもアーンヴァルやツガルと言った常時飛行の可能な神姫に対して広いステージで対抗するというコンセプトで開発された。 パーツの大部分を占めるのは背部ハードポイントに接続する飛行ユニットで、正に悪魔の翼を模したような大型のフレキシブルバインダーにその基部の小型ながら出力効率の良いバーニアで常時飛行とまでは行かなくとも、10秒~120秒の滞空および飛行が可能(バーニアの出力設定で時間は変動)になっている。 なお、こお装備は基本的に背部ユニットと合わせて使うことが推奨されているが素体状態の拡張マウントに直接接続することももちろん可能でありその際は重量も軽くなるため1,2~1,5倍に滞空時間が延びるというデータが取れている。 ストラーフの戦闘能力はかなり高い水準で安定しているので武装についてはリーチを伸ばすこととチーグルのマニピュレータで扱うことの出来る大型武装ということで鎌と薙刀の2パターンの形状を取ることが出来るポールウェポンが付属している。 ただ形状を変更すると刃の向きが180度変わるのだが開発当初考えられていた基部の回転軸が強度(戦闘ではチーグルのパワー力ずくでたたきつける様に扱うことが多くなるであろうと開発者は予想)確保の問題からオミットされたために変形後は一旦持ち替えなくてはいけないと言う少々面倒な点も存在する。 2,燐専用、対空ユニット「焔」 一方こちらは上記の「N-0Xシリーズ」の開発メンバーでもあった藤堂亮輔が所有する神姫-個体名「リン」-専用に藤堂亮輔が開発(パーツ代も彼の自己負担であり、パーツの組み立てはすべて彼自身が行ったらしい)した「リン」専用の機動戦用モジュールであり、スペックの全てが彼女のパーソナルデータに基づいて調整されている。 そのために当たり前ではあるが、彼女以外の神姫が装備してもまず100%の能力を引き出せないシロモノとなっている。 その構成はサブアームの基部の肩に当たる装甲版の代わりにN-0Xシリーズより大型で最大出力も高い(ただ、単純なエネルギーの変換効率で言えばN-0Xの方が上である)バーニアユニットとエンジンの一体型のユニットを装備し、また比較的大型のバインダーを装備することによって飛行する神姫にも容易に接近することが可能になっている。 ただし空を自由に飛ぶ訳ではなく距離を開けられて相手に射撃をさせない様に、そして最終的には自分の間合いまで飛び込むことのみを目的にしているため普段は地に足を付けて戦うことになる。 ただ、バーニアおよびエンジンの出力故にバーニアを瞬間的に噴かせて緊急回避などを行うことも十分に可能である。 ただ、N-0Xシリーズの様に滞空・飛行が可能なパーツは他にもあるにも関わらずこの様な「使用状況が特殊故に汎用性も無く、機体バランスを崩すピーキーなチェーン」の武装を彼及び「リン」が必要としたのかはまだ本編で語られていないが、そう遠くない時期にお見せすることが出来ると思う。 エアリエル技 1,「裂空(れっくう)」 リン-燐-がマスターの藤堂亮輔を侮辱されたことにより激高した結果行った行動であったが、それは相手の意表を完全に突き彼女の勝利を決定づけたモノである。 当時は技と言うよりは『火事場のクソ力』であったがその後の訓練により習得している。 基本的にはわざと相手に隙を見せることにより相手が攻撃準備に入るために足を止める瞬間を作りだし、そして強靱な脚部およびサブアームのばねを生かして瞬時に相手の背を取る技である。その後の攻撃行動は厳密には「裂空」と言う技ではないということは多分本人およびそのマスター達以外は知らないものと思われる。 2,「隼(はやぶさ)」 これが燐の技の内で最初に披露された攻撃技であり、最近は裂空から繋いでフィニッシュに用いられることが多い。 技としては空中で身体のバランスをわざと崩して回転しその遠心力を加えた後ろ回し蹴りを放つものである。 その軌道は予測できず、上からかかと落としの様に放つこともそのまま水平に繰り出すか…その軌道は食らう直前ならなければ分からない。 3,「裂空・雅(れっくう・みやび)」 裂空は基本的に『受け身』の技で、一方こちらは最初から『攻め』を考えられ考案された技である。 ただし、使用時に脚部、椀部にかかる負担が尋常ではないためにうかつには使用できない上、失敗すれば自分が負けると言う正に「必殺」の技。 動作としてはまず、基本装備であるグレネードランチャーを放り投げ、パイソン357マグナムで撃ち抜くことで爆発させる、その爆風に乗って(その際、もちろん己にも多少のダメージを負う)敵の至近距離まで瞬間的に接近。 そのまま相手が己の行動に驚き無防備であれば空中で回転して隼を。相手が反撃に出る場合は無理矢理にサブアームを地面に突き立てたり(これは公式戦で使用された唯一1回の場合)して軌道を変更し、そのまま片腕・片足のみで行うハンドスプリングやバク転で相手の背後を取ると言うものである。反撃に出る相手もほぼ確実に渾身の一撃を放ってくることから博打性の高い技であるのも確かであるため、よほどの正念場(特に相手と何かしらの因縁や関係がありどうしても勝たなくてはいけない場合)でない限り燐がこの技を使うことは無い。 その技としての特殊性故に練習を行うことはほぼ不可能(もちろんバーチャル空間でのシミュレーションは可能だが)であり、技としての完成度が低いのが現状である。 戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1374.html
戦うことを忘れた武装神姫 その38 ・・・昼下がりの会議。 実にだるい。 なんでも、新製品の受注数がさっぱり伸びないんだとか。 あたしは設計側の人間として同席するハメになってしまったのだが、一部の連中がヒートアップしてマーケティングと企画とで水掛け論状態。 新製品は、多機能健康コタツだとか。 全く・・・あたしがあれだけ忠告したのに。こんな無駄な機能満載の製品にしやがって・・・。 本当に売る気があるのかよ・・・。 「だから、より機能を充実させ、付加価値を高めて幅広い層に受け入れられるようにするべきなんだ!」 「違う! もっと調査サンプル数を増やし、厳選した機能にするべきなんですよ!」 それさっきも言ってたよお前ら。。。 あぁもう、アタマ痒くなってきたぞ! あたしのイライラがピークに達したその時。 「多機能高品質が今は求められているんだ!」 「そんなに付加価値を付けたいのなら、非常食にできるよう『食べられる』ものを作れとでも・・・」 にゃーん 突如、罵声とも取れる激しいやりとりの中に「猫」の声が混じった。 会議室の空気が、一瞬固まった。 だが、あたしを含めた誰しもが外からの声だと思い、再び空気が殺伐と・・・ 「・・・食べられるものにしろと」 にゃーん! ・・・しなかった。 今度は、誰の耳にもハッキリと、室内からの猫の声が届いた。 会議室内がざわめき、皆足元や備え付けられたロッカーの上などへ視線が泳ぐ。 がさがさがさ。 かたり。 「うるさいのー! もう、ゆっくり寝てられないのだー!」 プロジェクターの脇に置かれた、プレゼンテーション用の製品模型の中から・・・マオチャオが出てきたではないか! しかもどこかで見たことのあるアホ面・・・ 「え・・・エルガ?!」 「あ、おねーちゃん。 おはにゃー。」 思わず声を掛けると、エルガのやつは、資料や飲み物で散らかりきったテーブルの上を、ちょいちょいと楽しそうに飛び跳ねながらあたしの手元へやってきた。 会議室内にいる全員の目があたしに集中する。 「ちょっとエルガ、何でここにいるんだよっ!」 「うみゅー・・・あの中で寝てたら、ここにいたの。」 なるほど、ウチの部署で作っていた模型の中で・・・って違う! 「ねぇねぇ、みんな怖い顔してなにしてるの?」 「企画会議って奴だ! とりあえずここに入ってろ!」 こんな席に神姫が紛れ込んだことが上司に知れたらって上司同席の会議じゃないかぁっ!!! 「やだー。 あ、設計図ー!」 捕まえようとするあたしの手をするり逃げて、臨席に置かれた新製品の設計図をしげしげと眺めるエルガ。 と、ひとり焦るあたしの背後にすっと企画部長が立った。脂汗がうなじを伝うあたしの肩をぽんと叩き、 「ちっちゃいロボットが好きなのもわかるけれど。程々にしてもらわないとな。 さぁ、二人まとめて出ていってもらおうか。」 企画部長が設計図に見入るエルガに手を伸ばした、その時だった。 「これ、おじちゃんたちが考えたの?」 顔を上げたエルガは、企画部長に設計図を指し示しながら訊ねた。 部長はロボットに何がわかると言わんばかりの顔付きで首を縦に振った。すると、エルガは- 「・・・ふっ」 いかにも小馬鹿にしたような・・・そう、久遠の家で、あたしがネタにされるときのあの目つきで- 鼻で笑いとばしたのだ。 「こんなこたつ、売れるわけにゃいのだ。」 言われた企画部長の頬がぴくぴくと引きつる。 「コタツのココロが無いコタツなんて、売れるわけにゃいのー。」 びっ! と、企画部長に言い放った。 「ふん、ロボットに何がわかると言うんだ。」 「えらそーなクチを叩くのなら、もっと売れるもの作ってからいうのだ。」 切り返されてうろたえる部長の姿に、凍りかけた会議室の空気が・・・和んだ。 「コタツ使いのプロのにゃーが、コタツのココロを教えるのだ! みんにゃ、よーくきくの!」 エルガはあたしの前に、どこからか持ち出した手のひらサイズみかん箱を置いて上に乗り、何事か状況が掴めずに唖然とする出席者を前に、堂々と「コタツとは何たるか」を語り始めた。 語り口がネコネコしい為、始めは冗談半分で聞いていた連中も、徐々にエルガの話に耳を傾け。 ふと気づけば、エルガのワンマンショーとなっていた。 久遠の神姫の中でもエルガは結構語る方ではあったけれど、ここまで肝が据わって、かつ知識が豊富だったとは。 なにしろ、エルガの展開する「コタツ論」に、あたしも含め誰一人として反論できる者は- いなかったのだから。 それから一月の後。 食堂でやや遅い昼飯を食べていると、ぶら下げられたテレビでは通販コーナーをやっていた。 『では、今月の新商品です! 東杜田技研の『なごみ』! コタツの心、和の心を、とことんまで求めた、シンプルでありながら味わい深い、健康コタツのご紹介です!』 「ほー、もうタナカにも卸したのか。。。」 キツネ蕎麦をすすりながら、商品紹介を眺める。 結局、エルガのコタツ論に則り、機能をトコトンまで絞り込んだところ・・・当初とはうって変わり、生産予定数を軽く越える受注数が。 『ではここで、このコタツの設計に携わりました神姫のエルガさんに、このコタツのポイントをお伺いしましょう!』 先週、あたしの机の上で収録されたエルガの解説ショーが映し出された。 『どーもにゃのだ。 この「なごみ」は、テッテーしてコタツにゃの。なぜなら・・・』 あの時と同じ堂々とした面持ちで「なごみ」の解説・・・というかコタツ論を展開するエルガの姿。 まさか神姫が、ニンゲンの商品の開発に関わろうとは・・・だれが想像しただろうか。 神姫と人間。 すなわち、機械と人間の垣根が・・・ またひとつ、低くなった気がした。 ありがとう、エルガ。 アホ猫だと思っていたけれど、ちょっと見直したぞ。 <<トップ へ戻る<<
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/998.html
戦うことを忘れた武装神姫 その32.5 <<その32から。。。<< 「なるほどねー。」 あれから、からくり時計の列車を何度見のだろう。 すでに深夜バスもなく、自宅まで歩いて帰ることにした久遠。 「時を紡ぐ神姫とマスター、と。。。」 星空の下、堤防を歩く久遠の肩では、リゼがあずさから教わった歌 -Cradle of Time- を何度も口ずさみ、美しい歌声が星空へと吸い込まれていく。 ・・・相当の額を呑んだ気がするし、事実久遠の財布は薄くなっていた。 だが、今宵すごしたあの時間は・・・と、リゼの歌が止まった。 「ねぇヌシさん。 あたしも、あずささんみたいなカッコイイ神姫になれるかなぁ。」 呟くリゼの耳には紅色のピアスが輝いていた。 先のヌレヌレのお詫びもあったのだろう、あずさは自らが付けていたガーネットのピアスを、帰り際にリゼに付けたのだ。 「・・・なんだ、まだピアスのことを気にしているのか?」 「うん。。。 あたしが、本当にあたしがもらってもよかったのかなぁ・・・?」 久遠は立ち止まり、リゼを手のひらに乗せた。 「もちろんなれるさ。 時間はかかるかもしれないけれど、その時間も楽しんでしまえばいいんだよ。 それに・・・」 そっとリゼの頭を撫でて、 「お前はウチの自慢の神姫、リゼなんだから。 ピアスを貰ったこと、もっと誇ってもいいと思うぞ。」 と久遠は付け加えた。 「へへ、そ、そうだよな・・・っ! ふあぁ、なんだか眠いよ・・・あくびが出ちまう・・・」 大きなあくびをするリゼの目のふちに、キラリ光るもの。 しかし、久遠はあえて気づかないふりをしてリゼをポケットへと収めた。 「さすがにこの時間だと眠いだろ。 ここでゆっくりしてていいぞ。」 「ありがと、ヌシさん。。。」 きゅっと久遠のシャツにしがみついたリゼ。 久遠の鼓動を感じつつ、リゼがうとうとしかけたそのときだった。 「し、しまったぁあぁっ!!!」 絶叫する久遠。 「な、なんだよヌシさん・・・!!」 「エルガたちのことすっかり忘れてたっ!!! あいつらに飯用意してねぇっ!!!」 「・・・それはあたしの知ったことではない。 ごめんねヌシさ・・・きゃっ!」 久遠はまるで逃げるかの如く堤防の道を駆け出した。 「やばい・・・あいつらのことだ、何しでかしてるかわからん・・・!!」 酔いも半ば醒め、必死で駆ける久遠のポケットでは、二人きりのせっかくのムードをぶち壊されたリゼが、ちょっとむくれつつも皆に愛情を注ぐことを決して忘れない久遠を誇らしく思っていた。。。 そして。 帰宅した久遠を待っていたものは、片付けに丸一日費やすことになる惨状であったという。 <<トップ へ戻る<<
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/552.html
戦うことを忘れた武装神姫 - type_S・各種設定 註:本編とはほとんど関係ない時系列で、本編の登場神姫を借りて いろいろ実験SSをやってみようというトコロであります。 主に↓をベースに、演劇させたりするわけでして。 「実験」なので読みにくい部分等あるかと思いますが、どうか その旨ご承知おきいただければ、と思います m_O_m ここは東杜田の、とある工場の敷地の片隅。 ちっちゃいカラダを持ったちっちゃいメカたちが、日々鍛錬をするための 学校があった。 そこは・・・ 〜私立東杜田武装神姫学園〜 〜登場人物〜 校長:Dr.CTa E組の先生たち 教科担当:フィーナ(ストラーフ) 実技担当:コリン(ヴァッフェバニー) 給食の人:アスタ(アーンヴァル) E組の生徒たち ヴェルナ(サイフォス):学級委員・外国語部 シンメイ(吼凛):保健委員・技術部 ティナ(猫爪):会計委員・外国語部 イオ(アーンヴァル):給食委員・科学部 エルガ(猫爪):昼寝部 沙羅(紅緒):武術部・作法部(兼部) マーヤ(ツガル):美術部 リゼ(ストラーフ):武術部・技術部(兼部) 委員(下記以外にもあるらしいです) 学級委員:学級のとりまとめ役。 優等生がこの委員になることが多い。 保健委員:看護だの検査だのと、と最も忙しい。修復技術が必須の委員。 会計委員:学費徴収から各種予算の配分まで。 提出物管理もしている。 給食委員:給食の配膳どころか調理することも。この学園独特の委員。 部活(下記以外にもあるらしいです) 外国語部:各種外国語の検定合格を目指してお勉強。 作法部:日本の心を大切に。お茶や着付けなどを習得。 美術部:きれいな武器・装備を日々造りだしている。 科学部:流星観測から化学合成まで。よく部室が爆発する。 技術部:武装のメンテや、本体の補修技術を日々研究。 武術部:既存の形にとらわれない、実戦重視の本格派。 昼寝部:日当たりがよい場所を探し、とにかく昼寝する。 <<トップ へ戻る<<
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/535.html
戦うことを忘れた武装神姫 その22 ・・・その21の続き・・・ 「なぁ・・・お前らは、本当におっきくなっちゃっていいのか?」 「?」 久遠の問いかけに、怪訝な表情の久遠の神姫たち。 「ちっちゃいからこそ、出来ることがあると思うんだけど。なぁ、CTa。」 そのとき久遠に振られて、はっと気が付いた。 -なんで、あたしはちっちゃいもの研に入ったんだろう-。 「そう言われてみれば。」 シンメイが腕組みをして考える。 「うにゃー、にゃーは、やっぱりちっちゃいまんまでいいよー。」 と、ぐい飲みの日本酒を飲み干したエルガが言った。 「にゃーは、ちっちゃいからマスターとラヴーなの。 おっきくなったら、 マスターといっしょに出かけられない。 そうすると、マスターのお仕事の お手伝いができなくなっちゃうのダ。」 そういやエルガは最近、久遠の仕事でプレゼンのサポートするようになった とか言ってたっけ。。。 シンメイも続けた。 「大きな身体を頂けば、掃除やお料理で、マスターのお手伝いをすることが 出来るようになると思います。 ですが、そうすることであたしも多くの物 を失うことになりますし、マスターも失う物があるはずです。 たとえば、 あたしたちを『かわいがって下さる』事、とか。。。」 「そうなの。 おっきくなれば、もっといろんなことが出来るの。おっきく なって、お手伝いもしたいよ? でもね・・・シンメイの言うとおりなの。 にゃーは、やっぱりちっちゃいにゃーが好き。その方が、マスターはきっと かわいがってくれるの。」 「ですねぇ。。。 ちっちゃいあたしたちに一目惚れして、選んで頂いたん ですから。 ねぇ、マスター。」 「・・・その通り。」 久遠は2人の頭を撫でている。 「でもでも。」 エルガがさらに続けた。 「にゃーたちは、ちっちゃいままでイイっていったけど、きっとおっきな体 をほしがる娘もいると思うの。 本当に、マスターを助けたいって思ってる ひとも、いると思うよ? ねぇ、シンメイ。」 「私も同じ事を考えていましたよ。 それぞれの人間に、それぞれの進む道 があるよう、私たち神姫にも歩むべき人生・・・でいいんでしょうか、それ ぞれにあると思うんです。『神姫』として答えをひとつにすることは・・・」 「できません」 「できないにゃ」 2人は同時にあたしに向かっていった。 「ということだ。 なぁ、CTa・・・いや、木野羽よぉ。 思い出してみろ。 お前がちっちゃいもの研に入った理由を。」 -小さい存在だから、伝えられるものがある、だろ?- エルガとシンメイの小さな頭を撫でながら、久遠がぼそり呟いた。 -そうだ。 なんで、忘れていたんだろう。 こんなに大切な想いを。 -目前で久遠と飲んだくれているのは- -人と機械との垣根を低くした、小さくも画期的な存在- 「ん? どうした? そろそろ寝ゲロの時間か?」 「ばかたれ。 考えごとしていたんだよ。 ったく・・・いっつも寝ゲロを するわけじゃないっつーの。」 久遠の突っ込みに、テーブル下で軽くケリを入れながら答えた。 「痛ぇなぁ。。。 何も蹴ること無いだろ。」 「・・・久遠、ありがとな。」 「へ?」 「・・・何でもない。あーあ、なんか今日は酔えないなぁ。久遠、帰るぞ。」 「はいよ。割り勘でいいかな?」 と、久遠がエルガを持ち上げると、 「えー? にゃーはもっと飲む〜。」 名残惜しそうに徳利をつまみ上げようとするエルガ。 「エルガ、そろそろおひらきにしましょう。マスターもCTa姉様も、明日は 仕事なんですから。」 「ちぇー。」 久遠の頭にのぼったシンメイにたしなめられ、しぶしぶ久遠の胸ポケットへ 収まるエルガ。 その光景に・・・あたしの心は決まった。 「はは、いいモン見せてもらったし、いい話も聞けたし・・・今日はあたし がおごるよ。」 翌朝、まだ街が目を覚ます前。あたしは自慢の愛車(バイクだぞ)を飛ばし、 鳳条院グループのとある施設へ来ていた。フェレンツェ・カークランド博士 からもらった名刺の裏に手書きで記載されていた場所。。。 その門前にいる守衛に声をかける。始めは怪訝そうな顔をしていたが、博士 の直筆メモの入った名刺を見せると話は早かった。 あたしは、守衛に頼み、 ちっちゃいもの研の名刺と一通の手紙を渡してもらうようお願いした。 守衛は快く引き受けてくれた。あたしは丁寧に礼を言うと、おそらく二度と 来ることがないであろうこの施設に背を向けた。 ・ ・ ・ ・ ・ -親愛なるフェレンツェ・カークランド博士へ 先日は直々のお誘い、大変光栄に存じます。 ですが、誠に申し訳ありません。今回の件につきまして、残念なご返答を せざるを得ない結論に達しました。 博士の研究には、私も多大な関心を寄せております。 私が研究しており ます理論・技術の多くは、博士の取り組んでおりますHVIFに於いて、現段 階でもその多くが(HVIFのように、大型筐体であるならば)実現が可能と 思われます。 しかしながら私は、「小さきもの」での可能性を探ることが、私にとって 生涯の研究課題と思っております。 つきましては、HVIF計画への参加は、見送らせていただきたいと存じます。 ご期待に添えぬ回答となりました事、深くお詫び申し上げると共に、貴方 の研究がより一層の発展を遂げますよう、心よりお祈り申し上げます。 東杜田技研・小型機械技術研究製作部(ちっちゃいもの研) 主任研究員・工学博士 木野羽 さんご(Dr.CTa) 追伸:技術その他、相談にはいつでも応じます。その際、肩書きは無しで、 あくまで新規好きの一人として会っていただけると大変に嬉しく存じます。 ・ ・ ・ ・ ・ もう迷わない。 あたしの「道」はちっちゃい機械を極めること。 ちっちゃい機械が秘める「可能性」を追い続けたい。 だからこそ、この研究所に入ったんだ。。。 まだクルマも少ない国道を、アクセルを全開ですっとばす。 さー、早く出勤しないと。 溜まった仕事片付けないと、まーたヴェルナに ブチブチ言われちゃうからな。 おっと、ついでにロボビタンを買っていく かな。沙羅もお疲れの様子だし。。。 これでいいんだ。 あたしは、ちっちゃいもの研の主任、Dr.CTaなんだっ!! それに・・・。 神姫にあいつを取られたなんてなろうものなら、人間として失格だもんね。 <その21 へ戻る< >その23へ進む> <<トップ へ戻る<<
https://w.atwiki.jp/rakuenwo/pages/112.html
武装神姫 公式サイト http //www.shinki-net.konami.jp/ wiki http //www33.atwiki.jp/2chbattlerondo/ 自分の神姫とイチャイチャしながら頑張るげーむ 要求スペックが無駄に高いのは許してね! 楽園のプレイヤー(五十音順) FFP名 オーナー名 好きな神姫 一言 少佐 ねこきのこ パチュリー 竜瑠 ヴァローナ ライトアーマー追加はまだかい? まおちゃお 久寺筑紫 はうりん すたれてるなーなのだ・・・ ばいーん ばいーん 飛鳥 くそっ!手持ち二体ともEXになっちまった! おいしい牛乳 おいしい牛乳 フブキ ぱっつんかわいい よくあることとか 無課金でも大丈夫? はっきり言って、辛いですが、不可能ではありません。 課金神姫・課金装備で選択の幅は広がります、が 基礎的な物は無課金でも大分揃います。 それを活かしましょう。あとはマッチ運に期待しましょう。 なにこれホントに勝てるの? はっきり言って、序盤は負けゲーと思ってください いきなりポンポンと勝てるゲームではありません。耐えましょう。 勝てる気配がしないよー 負けたときの、相手の神姫のステータスや武装を参考にしてみましょう。 どんな装備だと勝ちやすくて、どんなステータスが強いのか 観察してみましょう。良いと思ったら取り入れてみるのも大事。 いいところまで行くようにはなったんだけど・・・ バトル開始の前に、相手の装備や戦闘履歴などを見てみましょう。 その人が今までにどの武装を選んで戦ったのか、勝ち負け、そして1~4番の装備等、情報が沢山あります。 装備1ばかり選んでいる人なども良く見かけます。装備1が、もし接近武器だけだったら? 遠距離武器で美味しく食べてあげる事が出来ます。もぐもぐ。 トレーニングしたのに勝てないよー? トレーニング後の神姫は実戦感覚を失い、実力は発揮できません。 主に防御・命中・回避に影響が出ます。 実戦感覚は、トレーニング時のバッテリー消費量と同じ数値で減ります。 基本値を0として、最大-16まで低下します。 (例:中級訓練→消費量1=一回につき1低下) なので、トレーニングというものはすればするだけ、パラメーターは好きな物を選んで上昇させることが出来ますが 直後の戦闘では、「まず敗北してしまう」というデメリットがある物だと思ってください。 実戦感覚って回復できないのー? 勿論出来ます。 オフィシャルバトルを一回行うごとに、4回復します。 最大低下量は16なので、どんな状態でも4回オフィシャルバトルを消化すれば 間違いなく元に戻ります。 買うならどの神姫がいい? ゲームとしてなら 天使型あーんばる!あーんばるを買えばいいと思うの! 使い勝手が良い武装が揃い、また素体も扱いやすいです。 フブキの武装と合わせられる紅緒もオススメできます。 マオチャオも分かりやすいのとプチマスィーンズが割と便利なので良いかも? しかし、愛情さえあれば・・・なんとでもなる物ですよ。 なんとなく落ち着きません! もし手元に神姫がいるなら足をひらいたりとじたりしましょう。 体育すわりをさせてもいいかもしれません。
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/269.html
武装神姫 コメント コナミデジタルエンタテインメントから発売されているフィギュアシリーズおよびオンラインゲームサービス。 トゲキッス アーンヴァル(天使型) ストリンダー ストラーフ(悪魔型) オーバードライブ必須。 テッカニン フブキ(忍者型) ルカリオ ハウリン(犬型) ニャース マオチャオ(猫型) ミミロップ:ヴァッフェバニー(兎型) エルレイド:サイフォス(騎士型) カモネギ:紅緒(侍型) デリバード:ツガル(サンタ型) ロズレイド:ジルダリア(花型) フシギダネ:ジュビジー(種型) オクタン:フォートブラッグ(砲型) 発射系の攻撃が多いので ムクホーク:エウクランテ(セイレーン型) ミロカロス:イーアネイラ(マーメイド型) ジュゴン:ヴァッフェドルフィン(イルカ型) ライコウ:ティグリース(寅型) ミルタンク:ウィトゥルース(丑型) エレキブル:グラップラップ(建機型) 色だけなら似てるよ! ハッサム:アーク(ハイスピードトライク型) マニューラ:イーダ(ハイマニューバトライク型) マニューバだけにマニューラ・・・ってちょっと苦しいか バタフリー:シュメッターリング(蝶型) オオスバメ:飛鳥(戦闘機型) メタグロス:ムルメルティア(戦車型) ブーバーン:ゼルノグラード(火器型) ヘラクロス:ランサメント(カブト型) カイロス:エスパディア(クワガタ型) グライオン:グラフィオス(蠍型) ドラピオンじゃないのはグラつながりだから クロバット:ウェスペリオー(蝙蝠型) エレキブル:ベイビーラズ(エレキギター型) コロトック:沙羅檀(ヴァイオリン型) ピクシー:ウェルクストラ(天使コマンド型) ムウマ:ヴァローナ(悪魔夢魔型) サーナイト:ハーモニーグレイス(シスター型) ハピナス:ブライトフェザー(ナース型) オオタチ:パーティオ(フェレット型) パチリス:ポモック(リス型) フーディン:メリエンダ(スプーン型) 無理やりだがスプーンを握っていることから コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る ストリンダー ストラーフ(悪魔型) オーバードライブ必須。 -- (ハ!) 2021-07-25 21 05 31 草案 主題歌 OPテーマ ガラガラ:孤高のカタルシス EDテーマ ラブカス:か弱き十字架の愛 -- (ユリス) 2021-07-17 16 59 27 トロピウスorハリテヤマorダグトリオorゴマゾウ アーンヴァル(天使型) -- (ハ!) 2021-07-17 15 44 37 草案 フーディン:メリエンダ(スプーン型) 無理やりだが キュウコン:蓮華(九尾の狐型) レパルダス:アーティル(ヤマネコ型) ジュカイン:オールベルン(剣士型) エアームドorトゲキッス:ヴェルヴィエッタ(ビックバイパー型) -- (ユリス) 2016-03-04 22 30 18 オスしかいないポケモンは論外じゃないか -- (名無しさん) 2011-10-21 02 08 43 ヴァッフェドルフィンにジュゴンはどうかな? -- (名無しさん) 2010-12-18 09 30 23